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 富士山の麓という自然環境に恵まれた場所に2001年に開業、人気洋菓子店となった『アンドロワ・パレ』。
 2010年の2月には2店舗目をオープンしたオーナー・シェフの田代さんは、現在いる製造スタッフ11人で2店舗分のお菓子を安定して生産するために、効率化が図れる機械を導入することにしたが、テックヨロズのクッキー成型機も迷わず購入したそうで、
「クッキーは枚数が出ていたので、1日の仕事の終わりに、寝かせていたクッキー生地を出して、全員で成型していたんです。
 でも、熟練者が1本・30秒でできても、1年目の新人は3分かかってしまうとすると、練っている時間が異なることでグルテンの量が変わり、焼き上がりの食感が違ってきてしまうんですよ。
 ですから、品質を揃えるには熟練者がやるしかないのですが、生産量が多くて、手で成型するのには限界が来ていました」
 こうしたことから、新店舗のインター店の厨房にテックヨロズのクッキー成型機を導入。試作をして、田代さんが理想とするクッキー生地になるように仕込みを調整した。
「グルテンが出過ぎると、食べた時に口の中でネッチリしたり固くなったりするのですが、今は完全にサクサクッとした食感になっています。クッキー成型機から出てくる時の練り具合が均一で、バラツキがないんですよ」
 機械を扱えればいいので、パートスタッフがやっても同じ仕上がりになり、
「その分、製造スタッフの労働時間が短縮されますし、パティシエでなければできない仕事に時間をさくことができるので、スタッフのモチベーションも上がりますね」
 また、使わない時は折り畳んでおけるコンパクトさも重宝しているそうだ。
 オープン9年で新店舗を展開し、さらなる飛躍を目指す『アンドロワ・パレ』。テックヨロズのクッキー成型機は、早くも、なくてはならない戦力となっているようだ。

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