2008年に岐阜市にオープンして以来、高級感のある店づくりと幅広い品揃えで地域のニーズを掴んできた『ヒコ・ハヤシ』は2014年7月、山県市に2店目をオープンし、2店舗での展開をスタート。
　メインの厨房は1号店の鷺山店にあり、焼菓子はすべて鷺山店で製造しているが、その豊富なアイテム作りを支えているのが、テックヨロズのクッキー成型機とクッキーカッターだ。
「鷺山店をオープンした翌年には、手作業では量的に追いつかない状況になり、作業効率の向上を考えて、クッキー成型機とカッターをセットで購入しました。
　以前勤めていた会社でも、テックヨロズのクッキー成型機を使っていたので、使い慣れていたということが一番の理由です。
　実際に使い始めてからは、良い状態の生地で、均一のサイズのクッキーを、手作業とは比較にならないほど速く作れるようになりましたね」と、オーナー･シェフの林輝彦さんは話す。
　現在は、丸形のクッキーが「チョコチップ」「ミルク」「カフェ」「ショコラナッツ」「アールグレイ」「ゴマ」の6種類で、四角形が「フロマージュオニオン」と「抹茶」、それにサイコロ形の《和ごころ》シリーズ・4種類を製造している。
「クッキー成型機とカッターと入れてから、丸形や四角形のクッキーの種類も増えましたし、《和ごころ》シリーズは機械の導入を機に、新しく始めた商品なんです。
《きなこ》《抹茶》《黒糖》《和三盆》がありますが、ホロホロした食感と優しい味わい、また和風のパッケージも好評で、今ではギフトとしても定番になっているんですよ。
　正直、初めはクッキー成型機でサイコロ形のクッキーもキチンと出来るのか半信半疑だったのですけれど、口金を買って試してみたら、思った以上に良いものが出来ました」
　また、定番の種類は年間を通して変わらないが、バレンタインデーやホワイトデーの時には、チョコレート掛けしたクッキーも販売するという。
「ハート形に成型したクッキーに、チョコレートを掛けた商品は人気がありますね。口金を変えるだけ
でいいので、すごく便利なんです。
　今年から2店舗になったので、スタイルを変えるかもしれませんけれど、今後もクッキー成型機とカッターを活用して、生産性を上げながら、お客様に喜んでいただける商品作りを考えていきたい、と思っています」