大阪の河内長野市で創業して約40年、南海高野線の千代田駅付近に2店を開く『メルヘン』。
両店の商品製造を一手に引き受ける『グリムスハイム・メルヘン』では、厨房の奥に焼菓子の製造室があり、そこで商品作りを支えているのが、テックヨロズのクッキー成型機とクッキーカッター、そして厨房の卓上で使われているのが、粉を振るうバイブロ・シフターだ。
「どの機械も、使い始めてから10年くらいになります。最初に導入したのはクッキーカッターで、当時は手で仕事をしていたのですが、ウチは冬場のお歳暮など、ギフト菓子がよく売れるので、数をこなさなければならず、とうとうスタッフが腱鞘炎になってしまったんです。
それで、クッキーカッターを用いるようになり、それならクッキー成型機もセットになっていた方がいいだろうと、すぐにクッキー成型機も導入することになりました。
スタッフの負担が減っても、それで商品の状態がダメになったのでは意味がありませんが、この成型機は、サクッとした良い状態であがりますし、そこが大きい。不要な手の練りや、人によって出てくる硬さの違いがないのもいいですね」と、専務の前田隆宏さん。
機器の耐久性も良く、カッターの刃とワイヤーを一度取り替えたくらいだとか。
取り扱いが難しくないので、4月に入った新人が担当できるのもメリットの一つだ。
「機器があると、スタッフの体力やスピードが落ちません。バイブロ・シフターは、女性スタッフが増えたので導入したもので、それまでは毎回2〜3kgの仕込みを4回分ほどして、疲れを残していましたが、今はそういうことはないと思います」
3種類の機器を使って作った「セサミ」「バタークッキー」「マーブル」「チーズ」など、味わい豊かなクッキーは、ギフトとして人気があり、夏も詰め合わせがよく売れる。
「以前から、お盆の時期のお供えや、お土産に詰め合わせがよく売れる地域なんです。夏もクッキー作りは欠かせないので、テックヨロズの機器が毎日活躍してくれていますね」
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