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 群馬県で快進撃を続けている『パレットの丘』。その藤岡店では、2006年にテックヨロズのアイスボックスクッキー成型機と、冷凍クッキーカッターを導入している。
「それまで1日の仕込み量を400枚程度でやっていたのですが、それでは間に合わなくなって、作業性を上げるためにテックヨロズのクッキー成型機と、クッキーカッターを購入しました。
 手作業では、まず生地を棒状にし、一度冷凍して、焼く前にカットするなどの作業が必要で、その度に機械などの洗浄もあって、とても効率が悪かったんです。
 でも、クッキー成型機とクッキーカッターを導入してからは、圧倒的に作業性が良くなり、形も安定してきれいにできるので、買って良かったと、実感しているところなんですよ」と、オーナー・シェフの石田篤史さんは話す。
 そして、ラックオーブンもあるため、本格的な量産が可能になったという。

「1日の仕込み量が1000枚単位であれば、クッキー成型機とクッキーカッターの性能を100%使うことになって、機械の価値も高まります。
 ウチは今3店舗あるので、量産したクッキーを他の2店舗でも販売していますが、それでもクッキーがギフトとして売れるのは贈答時期だけでしたので、販促を打つ必要がありました。
 そこで、クッキー成型機の導入前は1枚100円だったクッキーを120円に値上げして、繁忙期でない時期に半額フェアを行なったり、割引クーポンを地元情報誌などに出したりしているんです」
 その結果、クッキーの売上げがグンと伸びたそうで、
「お一人で100枚も半額券を持参されて、100枚クッキーを買って行かれたお客様もいらっしゃったんですよ。
 もちろん狙い通り、クッキーのギフトも動きました。繁忙期には定価で販売し、暇な時期には量産して、半額フェアなどで売上げを確保することで、クッキーの年間売上げが大幅に底上げされましたね。
 その上、クッキーは手が空く夕方などに袋詰めの作業ができるので、労働時間の効率化も図れます。だから、クッキーが主力商品になることは、店にとって非常に大きなメリットになるんです」
 アイスボックスクッキー成型機と、冷凍クッキーカッターの導入で、クッキーが主力商品の一つに成長した『パレットの丘』。効率の良さを武器に、さらに売上を伸ばす原動力となっていきそうだ。

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