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 神戸市の北部エリアにある住宅地、西鈴蘭台で、地元密着型の店として安定した人気を誇る『ユーカリプティース』は、1993年、オーナー・シェフの中村傑悦さん夫妻とアルバイトスタッフだけでスタートし、その後、幅広いファンを獲得。
 商品もスタッフも大幅に増加する中で、その焼菓子ギフトの需要拡大にひと役買っているのが、テックヨロズのミニデポジターとクッキー成型機、クッキーカッターだ。
「ミニデポジターは、2008年の秋に導入したのですが、とにかく便利で、生産効率がグンと上がりましたね」と中村さん。
 絞りクッキーは、それまでずっと手で作っていて、冬はバターが固まって大変。天板8枚分の仕込みをするのに、1枚・5分、8枚で40分もかかってしまい、腕がパンパンになって、もう絞れないという状態でもあった。
「手絞りという仕事を無くしたくはなかったのですが、効率を考え、これは機械に任せよう、とスタッフとも話し合って導入したところ、とにかく速い。天板20枚分が15分で出来るんですよ。
 このミニデポジターのおかげで、どんどん作れるようになったのが『手絞りクッキー』で、これからギフトをもっと伸ばしたいという時に役に立ってくれていますから、この機械の能力をさらに生かせるような商品作りもしていきたいと思いますね」
 また、クッキー成型機はオープンと同時に導入。少量の仕込みでもアイスボックスクッキーの成型が可能で、1人で製造していた創業当時の厨房を支えてきた。もちろん、現在も頼りになる存在だ。
「2006年に移転・オープンした時も、成型機だけで持ちこたえていました。しばらくしてクッキーカッターを導入するまでは、手で切っていたのですけれど、手作業だと、慣れている人がすると厚さが揃うのに、新人がすると揃わなくて、結局、焼きムラが出来るんですよね」
 移転後、焼菓子が3割ほど伸びたということもあり、まずクッキーカッターを採用して、焼く段階までの手間をカバー。続くミニデポジターの導入で、焼菓子に力を入れる環境が整った。
「食べていただいて、おいしいと思われ、ギフトに使っていただくのが理想。生産効率が上がったので、さらに需要を広げていきたいですね」

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